「いつ、何が、起きるか分からないのが世の中です」
過剰な心配とか、被害妄想とか言われるかも知れません。しかし、現実に起こっている出来事に目を向けるとどうでしょう。
不測の事態は、自然災害だけとは限りません。限りなく人災に近い不注意によってもたらされるケースも少なくないのです。
とりわけ「食」を扱う事業では「食中毒」や「異物混入」など、決してあってはならない人命に関わるような最悪の事態に陥るかも知れません。
仮にそうした事態に遭遇したら、事業の存続は自然災害のとき以上に危うくなってしまうことも認識しなければなりません。
事業活動の継続に必要なことは、長期にわたっての収益構造を保つこと(LCC概念と対策)、「ウッカリ」などの人為的ミスを避けるためERM(全社的リスクマネジメント)やクライシスマネジメントとトレーニングを行うこと、そして問題発生後の行動規範(BCP・DCP)のマニュアル化とその定期更新、シミュレーションとしてのトレーニングを続けることが肝要です。